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先日参加した定価168000円のセミナーのほんの一部。
感動プロデューサーの平野氏。
この人はビジネスを「人」を中心に考えるような人でとてもためになった。

その中でビジネスを行うのに使う言葉について話していた。

「戦略」「戦術」「ターゲット」「囲い込み」「落とす」「攻略」・・・

これらの言葉は【戦争】で使う言葉。
こうした言葉を無意識とはいえ、お客さまに向けて使ってる会社が多い。

お客さまと、“戦っている”わけではないはず。
お客さまと戦って、“勝って”お金をいただいているわけでもない。

お客さまには、お客さまの抱える問題点や課題を解決して、
ハッピーにすることが目的のはず。

しかしこうした言葉を無意識的に使って頭の中では、
お客さまと“戦って”いたのかもしれない。

だから、「駆け引き」だったり、「心理戦」だったり、本来の目的とは違っ
た方向でお客さまを獲得しようとしていた。

頭の中で理解していれば、態度や行動だってそうなってしまう。

“戦って”いることがお客さまに伝われば、お客さまは近寄らない。

本当の目的は、お客さまの抱える問題点、課題を解決して
ハッピーになってもらうこと。

とすれば、もう戦争用語を使うのをやめて、もっとお客さまと一緒に歩む方
法を追求することが大切だと思う。

今回のセミナー講師の平野氏は、元々舞台俳優だったので、役者としての視点で、つぎのような言葉を使うことをお奨めしてた。


 「戦略」 → シナリオ


 「戦術」 → プロデュース


 「戦闘力」 → パフォーマンス


ちょっと言葉の使い方を変わるだけで、お客さまに対する氣持ちが変ってくるはず。
「マーケティング戦略会議」が、「マーケティングシナリオ策定会議」にな
る。

もう、「ターゲットを絞って、囲い込んで落とす」なんてことはせず、
「お客さまが何を望まれているのかを調べ(聞き)、
ウォンツごとに適切な情報をお届けして、ソリューションを提供する」
ことでいいはずだ。


ちょっとした言葉の使い方を変えてみるだけで、本来するべきこと、お客さ
まが求めていることが明確になると思う。


お客さまと“戦っている”わけではないのだから。



「商売には、数字も大事だけれども、それよりも大切なのは、お客さまの記
憶に残り、語り継がれるかどうかだ」と・・・

そこに必要なのが、「感動」なのだ。
ビジネス(商い)がお客さまの助けとなり、それが他の方へ、
後世へ語り継がれるものであって欲しいね。
「満足」してもらうだけでは、語り継がれることはない。
お客さまの期待を超えることで、「感動」になり、
他の人に話したくなる。


今日から出来ること。

【戦争用語】を使ってお客さまと戦うのではなく、一緒にソリューションを
見つけていく姿勢をお客さまに示そう!